PHP

PHPとは?初心者向けにPHPの役割やできることまとめ

PHPとは何なのか?何をするためにPHPは必要なのか?具体的にPHPでどのようなものが作れるのか?などのPHPに対する疑問をしっかりと解説していきたいと思います。

PHPとは

PHPはPerlなどのスクリプト言語で実装されているCGIやJavaサーブレット、JSP、Microsoft ASPなどと同じようにWebページ、Webアプリケーションを作成するために作られたプログラミング言語になります。

PHPはクライアント系ではほとんど利用されることがないです。エンタープライズなどを中心としたビジネス用途で使われる言語です。

PHPは単独で動かすことができるので、Webサーバに組み込むためのスクリプト言語として最近ではよく利用されます。

また、MySQLなどのデータベースなどとも相性が良く、ポータルサイトの構築にも良く使われています。

PHPでできること

PHPではどのようなことができるのでしょうか?こちらで代表的なものを紹介します。

ブログを作る ブログを簡単に作成することができるWordPressはPHPで作成されています。WordPressはPHPの知識がなくても利用できますが、PHPを理解できるとカスタマイズやテーマの変更など自分好みのブログが作れます。
SNSを作る PHPでSNSを作ることも可能です。実際にTwitterやFacebookもPHPで開発されました。
ログイン画面を作る Webサービスでは必要なログイン画面も作成することができます。
ECサイトを作る ECサイト(ショッピングサイト)もPHPで作成することができます。ECサイトの会員情報から在庫の管理、セキュリティ対策もPHPで開発することができます。

PHPを書くことができれば、ブログだけでなく色々なWebサービスを構築することができます。

PHPのメリット・デメリット

先程から紹介しているようにPHPにはメリットがたくさんあります。ですが、デメリットも存在します。表にメリットとデメリットをまとめてみたので見てみましょう。

メリット(1) 動かしやすい。初心者でも簡単
メリット(2) 使用している人が多いため、情報が多い
メリット(3) 色んなWebサービスやサイト、アプリで使われているため求人が多い
デメリット(1) 自由度が高すぎる
デメリット(2) 他の言語に比べて、セキュリティが甘い
デメリット(3) Webサービスやサイト、アプリ以外のものはほとんど作れない

メリットは初心者でも比較的簡単に扱えるのがPHPの良いところです。また、多くの人が使っているので情報も求人も豊富で将来性も高い言語といえるでしょう。

デメリットは逆に自由度が高いので、簡単なバグを見落としてしまいがちです。さらにPHPはWebサービスやサイト、アプリ以外のものはほとんど作れません。スマホアプリを作りたい、人工知能を学習したいとお考えの方は別の言語を学習しましょう。

PHP学習に読んでおくべき参考書

今回はPHPの学習に読んでおくべき参考書を3つ紹介します。

1冊目.PHPを簡単に理解するために"確かな力が身につくPHP「超」入門"



まず最初に手に取る本で最もオススメなのは"確かな力が身に付くPHP「超」入門"です。記述も易しく、入門書に最適です。分かりやすく理解できるので、PHPをこれから勉強する方はこの本から学ぶことをおすすめします。

2冊目.MySQLを徹底に"イラストで理解 SQL はじめて入門"



2冊目はこちらです。MySQLをしっかりと説明してある本は少ないです。ですが、こちらの"イラストで理解 SQL はじめて入門"では徹底的にMySQLについて解説してあるのでこの本書一つあればMySQLは十分でしょう。

3冊目.PHP全般についてしっかり解説"独習PHP 第3版"



最後は「独習PHP 第3版」です。この本ははかなり詳しい内容で500ページ以上あるので、時間をかけられない方や本気でPHPの勉強をする気のない方は挫折するかもしれません。PHPの全体像を把握するのにこの本はとてもおすすめです。

まとめ:PHPの将来は期待できる

PHPは需要もあり、将来期待できるプログラミング言語の一つです。小規模から大規模まで多岐にわたりシステム開発の実績があるため、需要が減ることはないと考えられます。

さらにPHPを学ぶことで、MySQLやJavaScriptなどを習得することもできます。