高校や大学では教えてくれないこれからの社会人として生活していく新卒の人に向けたお金の勉強について今回私は記事にしました。
皆さんの中で給料のどのくらいを貯金に当てるべきかわからない人に向けたおすすめの貯金の比率や、聞いたことあるけど具体的にはわからないふるさと納税やiDeCoの説明や税制上のメリットなどをこの記事では説明しています。
ぜひこの記事を参考にしてゆとりある社会人生活を送りましょう。
本業をしっかりと勉強しておく
本業に対してしっかりと取り組むことは5年後、10年後には経験や知識となってあなたの資産になります。その経験や知識を教える側に立つと、その経験や知識を人に売ることができます。本業には真摯に取り組みましょう。
本業に関係のある資格の勉強をして基礎知識を正しく身につける
本業の仕事に関係のある資格の勉強をすることで、会社に入ってから学ぶときに復習をすることができます。
「あ、ここ資格で勉強したな...」と2度勉強することができ、さらに理解を深めることができるのです。
さらに、資格を受けることが決まると平日でも勉強時間を確保しようと自ずと努力するようになります。
ふるさと納税の仕組みを理解しておく
多くの人が地方のふるさとで生まれ、その自治体から医療や教育等様々な住民サービスを受けて育ち、やがて進学や就職を機に生活の場を都会に移し、そこで納税を行っています。
その結果、都会の自治体は税収を得ますが、自分が生まれ育った故郷の自治体には税収が入りません。
そこでお得なふるさと納税制度です。
ふるさと納税とは
ふるさと納税とは、あなたが応援したい自治体に寄付ができる仕組みのことです。
手続きをすると、税金の還付・控除が受けられるため、実質負担額は2000円だけとなります。もし、控除上限額の範囲内で寄付すると、2000円を超える部分の金額が控除または還付されます。
ふるさと納税にがもたらす節税
自分が選んだ自治体に寄付(ふるさと納税)を行った場合に、寄付額のうち2000円を超える部分が所得税と住民税から原則として全額免除される制度となっております。
簡単な例で計算すると、住民税を年間に50万円払っている方が10万円を自治体に寄付(ふるさと納税)した場合、2000円を超える9.8万円が住民税から控除されます。
ですが、ふるさと納税を行い、税金の控除を受けるためには原則として確定申告を行わなければなりません。
ふるさと納税について詳しく解説されている本
給料の25%は貯金
正社員と言えど、これからの日本の経済を考えたらクビを切られないという保証はありません。そのために今のうちから貯蓄をしっかりと行っておくことが賢明です。
若い時から貯金しておくメリット
いつまた世界的な大恐慌が起こるかわからない時代です。それが明日になるか、10年後になるか、そのくらい世界の経済は現時点では不安定です。
もし、明日リストラされた場合に3か月間収入がなくても生活できるくらいの資金を最低限貯めておく必要があります。
さらに、若いうちから貯金しておく習慣をつけておくことも大切です。
若い時から貯金しておくデメリット
貯金しておくことの最大のデメリットは貯金をしていてもお金は増えないことです。もちろん定期預金に入れれば微々たるもので増えていくかもしれませんが、この低金利の時代にそれほどの金額が増えるとは思えません。
もう1つのデメリットは毎月3万円貯金すると、その分どこかを削らないといけません。もし、5万円で今、他に将来のためになるようなことができるのなら貯金せず使っていた方がいいこともあります。
給料の25%は投資
「投資なんて実態がわからないもののために給料の25%を使いたくない...」
今、あなたはこう思っているでしょう。
ですが、それは短期間で利益を追求するアクティブ投資のことしか知らず、長期的に保有してお金を稼ぐインデックス投資を知らないからです。
インデックス投資とは
インデックス投資とは、世界中の分散したインデックスファンドを積み立て投資して長期保有する投資法です。最初に銘柄と金額を設定すればあとは寝かせておくだけで大丈夫です。
インデックス投資は長期的に見れば、着実に資産形成をすることができます。ただし、年に一度はリバランスをすることをおすすめします。リバランスとは、運用していく中で崩れてきた資産配分を所定の比率に戻すことです。
さらに、最初に銘柄を買うだけでなく、毎月同じ銘柄を同じ金額で買い、もし何かあったときのリスクを分散するドルコスト平均法もインデックス投資では好まれます。ただしドルコスト平均法を行う場合は、暴落した際もコツコツと同じ銘柄を買うことが負けないコツです。
インデックス投資とアクティブ投資の違い
- インデックス投資運用・・・平均的な指数を求めて運用する手法(低リスク・低リターン)
- アクティブ投資運用・・・平均以上の指数を目指して運用する手法(高リスク・高リターン)
運用手数料は0.5%未満に
もし、あなたが1000万円運用するとなると、年間で5万円の手数料を払うのは払い過ぎです。こういう価格感覚を持つことが大事です。さらに手数料が明確に表記されていない保険商品も避けるようにしましょう。
インデックス投資について学べる本
個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)とは
iDeCo(イデコ)とは、老後資金を貯めるためのお得な制度です。国民年金や厚生年金と違い希望者が任意で加入します。
加入後は定期預金、保険、投資信託の中から好きなものを選び、毎月の掛け金(5000円~)を積み立て、60歳以降に積み上げた資産を受け取る、という流れになります。
さらにiDeCo(イデコ)は運用で利益が出ても、将来受け取る時までに利益に課税(税率は現在20%強)されずに、複利で運用できるメリットがあります。
もしあなたがiDeCo(イデコ)に興味があるのなら、国内外の株価指数に連動する運用を行う「インデックス・ファンド」(インデックス投資)と呼ばれる投資信託をおすすめします。
市場と債券の両方に投資する「アクティブ・ファンド」や市場平均よりも高い運用成果を目指す「アクティブ・ファンド」と呼ばれるものは税制的なメリットを十分に生かせなかったり、手数料が高すぎたりするのであまりおすすめはしません。
積立てNISAとは
iDeCoは原則として60歳まで自分の資産を利用することはできません。
資産の引き出しが不自由だと感じる人やまとまった投資できるまとまった運用資金がない人には、積立てNISAをおすすめします。
この制度は投資の利益に掛かる税金を最長20年にわたって免除する仕組みです。長期的にはずっと持って運用する方がいい場合が多いのですが、必要であれば取り消して使うことができます。
ニーサ口座
iDeCoやNisaについて学ぶのにおすすめの本
本業とは別のスキルを勉強
副業で何かを1日2時間作業すると、1年で730時間作業することができます。3年経つと2190時間も作業することになります。副業とはいえ毎日2時間の積み重ねを続けると3年でその分野のエキスパートになることも可能です。
これから急激に変わりつつある現代に対して自分1人で稼ぐことができるスキルの習得は非常に重要となってくるでしょう。
副業をするメリット
副業をすることのメリットの1つはお金です。本業以外の収入を得ることができれば、貯蓄に回したり、自分の好きなことに使えるようになります。
もう一つは収入源のリスクヘッジです。収入源が1つだけの場合、万が一その収入源が断たれてしまったら、収入が全く入らなくなるかもしれません。しかし、本業と副業で収入源を分散させておけば、万が一の際も安心でしょう。
さらに、自分の好きなことで好きな時間に働くことができるので、ストレスもたまりにくいでしょう。ここが1番のメリットといえるしょう。さらに、新しい分野のスキルや経験を積むことができるので、自分の能力を伸ばすことができます。
副業をするデメリット
副業を始めるデメリットは会社が禁止している場合が多いのです。副業をしたいけど、会社が許可してくれないという悩みを持っている人は大勢いるでしょう。副業禁止の会社で副業が発覚した場合は何らかの罰が与えられるでしょう。
副業禁止の会社で副業を始めたい場合は、年間の副業所得を20万円におさえるか、本業の方の確定申告も自分でするか、または完全にボランティアでお金をもらわずにスキルや経験を伸ばしましょう。
副業におすすめの本
主な副業の種類
副業を始めるのに大事なのは、初心者でも取り組みやすい、参入障壁の低いものから始める方が良いでしょう。大きなお金を払って、行うような副業は精神的にプレッシャーもかかります。初心者の方はなるべく初期費用を抑えた副業から始めてみるのもおすすめです。
新卒社会人が勉強しておく5つのことについてのまとめ
今回は新卒社会人の人に向けて今勉強しておくとお得になるお金の話について説明しました。納税は国民の義務ですので払うことは当たり前です。ですが、払う必要のない税金を払わないためにも節税にはこだわりましょう。
Web上に掲載されてある記事を見て行動する人は1割です。あなたが今行動して何かの勉強を始めることができたならその時点で9割の人間を飛び超えて成長することができるでしょう。